5歳の私は愛人のお宅に入りびたっていた。
愛人といっても私の愛人でも、ましてや父の愛人でもないのですが。
プロフィールにも書いてる通り、私の出生〜幼少期は大阪であります。
今回はあの頃の思い出をつづってみよっかなー。
母はその当時専業主婦でした。
暮らしてたマンションは同世代のファミリーもたくさんいて、
父が不在の昼は母子でよく交流してたっけかなー。
みんなで畑を借りて野菜作ってたり、
互いの部屋に行って遊んだり、
屋上で花火した記憶もあるなぁ。
花火の時、父はいたかな?
記憶ないなー(笑)
住んでたマンション、子どもがいるファミリーばかりではありませんでした。
その中で今でも鮮明に覚えている女性がいます。
その方は愛人でした。
誰の愛人なのかは当時の私には知るよしもないのですが、
夜のお仕事をされていたようです。
私が(母と姉)と遊びに行くと
いつも笑顔で出迎えてくれるんですよね。
そして珈琲を入れてくれる。
その当時の私は珈琲なんて飲めないけど、母のために入れてくれてたのかなぁ。
![](https://aromalogy-yuki.com/blog/wp-content/uploads/2024/03/名称未設定のデザイン.png)
珈琲、サイフォン式で入れてくれたんです。
コポコポって音が今でも思い出される。
珈琲の香りも。。
サイフォンで入れる珈琲の様子が忘れられません。
不思議でたまらんかった。
その方は赤っぽいブラウンのカーリーヘアーをふわっと上でまとめてたっけかなー。
いつもいつも私達を笑顔で出迎えてくれてたなぁ。
その方、何歳だったのかな…
40歳くらいかな…
いや、もっともっと若かったのかも。
その方がなでてたイヌの名前が
「ルナさん」
ヨークシャーテリアみたいなワンちゃん。
みたいなじゃなくて、ヨークシャーテリアだったのかな?
毛の長い室内で飼育できるような小さな犬。
その方がいつも抱いてた。
ルナさんはおとなしかった。
ひたいの真ん中に赤いリボンもつけてた。
私と姉の目当てはルナさんをなでることだったかな。
なんか素敵なお菓子ももらえた記憶もある!
ルナさんよりもお菓子が欲しかったのかな。
私達はその方を
「犬のおばちゃん」
と呼んでいました。
結婚もされてないし、子どももいない女性だったけど
そう呼ばれたとしても、嬉しそうにほがらかに私達と接してくれてたなぁ。
「犬のおばちゃんとルナさん」
カウンセラーや占い師として女性の悩み、生き方などに今の私が触れるたび、
その愛人さんのことを思い出します。