私は舞台鑑賞が趣味です。
重々しいテーマじゃなくて
ちょっと笑えて考えさせられるようなのが特に好き。
今回は松尾スズキさん作・演出の
【ツダマンの世界】
を鑑賞しに年の瀬華やかに賑わう京都に訪れました。
【ツダマンの世界】
鑑賞後の感想を一言で表現すると
綺麗事じゃない愛しき世界。
3時間半にも及ぶ超大作
舞台演出は目まぐるしく変化し
豪華な演者達は膨大なセリフと
一人何役もこなし実に超人的。
豪華キャストでの舞台ですが
やはり阿部サダヲさんの演技が光り輝きます。
そしてサダヲさんは何より誰よりも、声が星。
「破壊」です。
笑える場面もあり
時に胸苦しくもあり
検閲必須の艶っぽい場面や
狂気に満ちた濃密な舞台。
人間の本音と建前
滑稽さと愚かさと愛を
真っ直ぐ私に魅せつける壮大な
ツダマンの世界でした。
私は皆川さんの一節にものすごく共感し
人間の本質、ゾクゾクする世界を堪能できて感無量です。
人は心が動くから楽しみも苦しみもあります。
私は素直に自己表現できる世界を生きたいなぁ〜。
反応しないようにとか
感情をコントロールしたりだとか
そんな風潮に息苦しくもあるけど
だだ漏れの心の声を
生の舞台で存分に味わうってのも
いいもんですよ。
感情は感じないとね。
好きな仕事を
好きな人と
好きな人のためにしていこうって
私も頑張らなきゃ!って
背筋伸びる感情に満ちました。
娘よりも先に間宮くんに会った49歳。